「SMS(ショートメール)」にも、詐欺のリンクが届くことがあります。
差出人や見た目が本物そっくりでも、URL(インターネット上の住所のようなもの)は押さないでください。
だます手口と、押す代わりにすることを説明します。
メールに届く詐欺リンクについては、メールに書かれているURLはクリックしないほうが安全で扱っています。
なぜ押してはいけないのか
SMS のリンクも、押すと別のページに移ります。
URLは、押さない方が安全です。
問題は、差出人の名前や番号を本物そっくりに見せられることです。
これを「なりすまし」といいます。
宅配業者・銀行・携帯電話会社など、誰でも名乗ることができます。
見分けにくいのは、本物のお知らせと同じ画面に並んで表示されることがある点です。
以前に本物が届いたやりとりの中に、偽物が紛れ込むこともあります。
そのため、見た目や送信元だけでは本物か見分けにくいです。
「見分ける」より「リンクを押さない」を習慣にするほうが、現実的といえます。
よくある手口には、次のようなものがあります。
- 宅配の不在通知をよそおうもの(「お荷物のお届けにあがりました」など)
- 料金の未払いや利用停止で、不安にさせるもの
- 銀行・通販・携帯電話会社などをよそおうもの
SMS を使ったこのような詐欺は「スミッシング」と呼ばれることがあります。
同じ手口がメールで届くものは「フィッシング」です。
「フィッシング」は、本物そっくりの偽サイトに誘い込んで情報を盗む手口です。
押す代わりに、こうする
SMS のリンクは押さず、必要なサービスは別の方法で開いてください。
代わりに使ってほしい方法は3つあります。
1. 「公式アプリ」を使う
宅配業者・銀行・通販サイトの多くは「公式アプリ」があります。
ホーム画面のアプリから開けば、より安全です。
2. 検索して開く
「ブラウザ」(インターネットを見るためのアプリ)でサービス名を検索します。
「Safari」や「Chrome」などが代表です。
検索結果から公式サイトを開けば、SMS のリンクより安全です。
3. 「ブックマーク(お気に入り)」から開く
よく使うサービスは、事前に「ブックマーク」しておきます。
次からは「ブックマーク」から開けば、SMS のリンクより安全です。
宅配のお知らせは、自分で控えた追跡番号からも確認できます。
どうしても本物か確認したいとき
SMS の内容が本当か気になることがあります。
たとえば「お荷物の不在連絡」や「お支払いの確認」などです。
そのときは、次の手順で確認してください。
- SMS のリンクは押しません。
- 該当サービスの公式アプリを開きます。
アプリがなければ、サービス名を検索して公式サイトを開きます。 - お知らせ欄やマイページで、同じ通知が来ているか確認します。
- 公式アプリや公式サイトに同じ内容がなければ、偽物の可能性が高いです。
送信元の番号や名前で判断してはいけません。
番号や名前も、本物そっくりに見せられることがあるからです。
電話で確認するときは、SMS に書かれた番号にかけてはいけません。
必ず公式サイトに載っている番号にかけてください。
まちがって押してしまったら
押してしまったときは、まず落ち着いてください。
押しただけで深刻な被害が起こることは多くありません。
とはいえ、リスクがゼロというわけではありません。
注意したいのは、ページで何か情報を入力してしまった場合です。
対処はメールのときと共通です。
詳しくは メールのURLを押してしまったときの応急処置 をご覧ください。
次に怪しい SMS が届いたら、URLは押さずに消してください。
判断に迷うときは、誰かに相談してから動いてください。