これらのメッセージを受け取ったら、一度落ち着いてください。
詐欺の可能性があります。
届いたメッセージが、この中にないか確かめてください。
当てはまる型が見つかったら、そこに書いた対処を読んで行動してください。
まず知ってほしいサイン:コンビニでカードを買わせる話は詐欺
詐欺の相手は、いろいろな名前を名乗ります。
けれど、要求する内容はいつも同じです。
ここで言う電子マネーとは、コンビニで買えるカード式のお金のことです。
「コンビニで電子マネーカードを買って、カード番号を教えて」は詐欺!
これは、警察庁がはっきりと示している言葉です。
警察庁は、こうも伝えています。
事業者や裁判所などが、支払いのために電子マネーを買わせることはない。
これは絶対にない、と。
家族でも、会社でも、公的機関を名乗る相手でも同じです。
iTunesカードやGoogle Playカードなど、呼び名はいろいろです。
Appleギフトカードや PayPay も同じ扱いです。
番号を間違えたと言われ、もう一度買わされる例もあります。
コンビニで買ったカードの番号を伝えるよう言われたら、詐欺と判断してください。
「今、時間ある?」——知人・家族になりすます手口
こんな文言が届きます
知人や家族を装い、今ちょっと時間があるか、などと話しかけてくることがあります。
番号が変わったと言って、新しい連絡先に登録させる例もあります。
電話をかけてくる手口もあります。
かばんを置き忘れた、携帯が使えないので別の番号からかけている。
そんなふうに切り出す例が知られています。
見抜くサイン
電話やメールで「お金」や「キャッシュカード」の話が出たら、それは詐欺です。
番号の変更やハッキングを口実に、別の番号へ誘導する点も特徴です。
こうしてください
お金や立て替えの話が出たら、一度電話を切ってください。
そのうえで、元々知っている番号にかけ直してください。
家族にも、事実かどうか確認してください。
最終的に「電子マネーを買ってきて」と言われたら、詐欺と判断してください。
「有料動画の未納料金が発生しております」——身に覚えのない請求
こんな文言が届きます
「有料動画の未納料金が発生しております。本日中にご連絡ない場合、法的手続きに移行いたします。」
見抜くサイン
裁判という言葉で不安をあおる点が特徴です。
身に覚えのない請求で、期限を切って急かしてきます。
本文に書かれた番号に、電話をかけさせようとします。
こうした請求は「架空請求」と呼ばれます。
身に覚えのない代金を、あるかのように請求する手口です。
こうしてください
SMS やはがきに書かれた連絡先には、連絡しないでください。
そのまま無視して、削除してください。
電子マネーでの支払いを求められることもあります。
求められたら、上の「コンビニでカードを買わせる話」を思い出してください。
「当せん番号が事前に分かります」——当選・宝くじをよそおう手口
こんな文言が届きます
高額当選しました、といった一言から始まることがあります。
実際にはこう続く例が、警察庁の資料に載っています。
「宝くじの当せん番号が事前に分かります。今から教えますので、嘘だと思うなら明日の新聞を確認してください。」
見抜くサイン
「必ず当たる」という言葉はうそです。
申し込んだ覚えのない当選で、先にお金を求めるものは詐欺です。
受け取り前にお金を求められたら、詐欺と判断してください。
こうしてください
無視してください。
先に費用を求められたら、その時点で詐欺と判断してください。
電子マネーでの支払いを求められる例もあります。
「お荷物のお届けにあがりましたが、不在でしたので持ち帰りました」——宅配便の不在通知
こんな文言が届きます
「お荷物のお届けにあがりましたが、不在でしたので持ち帰りました。」
見抜くサイン
本文のリンクを押させ、偽のアプリを入れさせるのが狙いです。
偽のアプリを入れると、電話帳を抜き取られることがあります。
抜き取った電話帳あてに、同じ SMS を送る例もあります。
こうした手口は「フィッシング」と呼ばれます。
本物そっくりの偽サイトに、情報を入力させる手口です。
SMS で届く場合は「スミッシング」とも呼ばれます。
こうしてください
本文のリンクは開かないでください。
荷物の追跡は、公式アプリで確認してください。
くわしい対処は、こちらの記事で説明しています。
SMS(ショートメール)に届いたURLも押さない
「アカウントをロックしました」——不正ログインの警告
こんな文言が届きます
「アカウントで不正なログインが確認されたため、アカウントをロックしました。」
「解除するには下記のURLから手続してください。」
見抜くサイン
「不正アクセス検知」などの言葉で、切迫感をあおります。
本物の会社が、ID やパスワードをメールや SMS で尋ねることはありません。
こうしてください
本文のリンクからログインしないでください。
公式アプリか、自分のブックマークから確認してください。
くわしい備えは、こちらの記事で説明しています。
二段階認証ってなに?パスワードに加えてもう一段の確認をするしくみ
「未払い税金お支払いのお願い」——国税庁をかたる詐欺
こんな文言が届きます
「【国税庁】未払い税金お支払いのお願い」
偽のポップアップ画面では「差押最終通知」と表示される例もあります。
見抜くサイン
差し押さえの連絡を、SMS やメールですることはありません。
国税庁も国税局も税務署も、同じです。
「24時間以内に支払わなければ資産を差し押える」と急かす例も報告されています。
こうしてください
本文のリンクは開かないでください。
個人情報やカード番号は入力しないでください。
不安なときは、消費生活センター(188)に相談してください。
電子マネー(V プリカ等)での支払いを求められる例もあります。
「ウイルスに感染しました」——偽のセキュリティ警告(サポート詐欺)
こんな文言が届きます
「今すぐサポートセンターに電話してください」
「コンピュータはトロイの木馬ウイルスに感染しており、すべてのファイルが削除されます」
こうした文言が、画面いっぱいに表示されます。
見抜くサイン
警告が画面いっぱいに表示され、電話番号も出ている場合は偽物です。
警告音を鳴らし、急がせてくるのも特徴です。
画面上の「✖」は偽物で、押しても画面は閉じません。
この手口は「サポート詐欺」と呼ばれます。
偽の警告でパソコンサポートを装い、お金をだまし取る手口です。
こうしてください
絶対に電話をしないでください。
電話をかけなければ、被害にあうことはない。
情報処理推進機構(IPA)は、こう伝えています。
Google Play や Apple のギフトカードを求められる例もあります。
くわしい閉じ方は、こちらの記事で説明しています。
「ウイルスに感染しました」の偽の警告(サポート詐欺)が出たとき
「カードが期限切れになった可能性があります」——支払い情報の再入力を狙う手口
こんな文言が届きます
「お客さまのアカウントは○○サービスを更新できませんでした。カードが期限切れになった可能性があります。」
見抜くサイン
カード情報の再入力をさせるのが狙いです。
本文のリンクからは、確認しないでください。
こうしてください
本文のリンクは開かないでください。
公式アプリか、自分のブックマークから支払い状況を確認してください。
くわしい対処は、こちらの記事で説明しています。
SMS(ショートメール)に届いたURLも押さない
「"いいね"を押すだけ」——副業・もうけ話の勧誘
こんな文言が届きます
「"いいね"を押すだけ」「動画を見るだけ」で稼げるとうたう例があります。
「簡単に稼げる」「もうかる」という言葉もよく使われます。
投資では、こう持ちかける例も報告されています。
「A社の株は将来かならず価値が上がります。案内が届いた人にだけ購入権があります。」
見抜くサイン
少額を先に振り込ませ、信用させてから追加の入金を求めます。
振込先が個人名の口座なら、特に注意してください。
「必ず儲かる」という言葉もうそです。
こうしてください
「簡単に稼げる」を強調する話は、うのみにしないでください。
お金を求められたら、消費生活センター(188)に相談してください。
当てはまったら、迷ったら
当てはまるメッセージがあったら、お金を払う前に止まってください。
家族か、公的な相談窓口に相談してください。
- 消費者ホットライン(188):お金にかかわる相談。
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺かもしれないと感じたときの相談。
- 情報処理推進機構(IPA)安心相談窓口:サポート詐欺やパソコンの警告画面の相談。
くわしい対処は、次の記事でも説明しています。
- SMS(ショートメール)に届いたURLも押さない
- 「ウイルスに感染しました」の偽の警告(サポート詐欺)が出たとき
- 二段階認証ってなに?パスワードに加えてもう一段の確認をするしくみ
- フィッシング詐欺とは?にせのメールやSMSで情報を盗む手口
新しい詐欺の手口は、次々に出てきます。
この一覧は、これからも追記していきます。
次に気になるメッセージが届いたら、まずこの記事で確かめてください。